2010年06月18日
とうとう終わりました。。。
昨日までに、うちの実家の牛達1500頭は
違う世界に行ってしまいました。
早かった。。数が数だけに、1週間は殺処分にかかる
かと思ったけど、実際は3日。天気がよかったのが
幸い。
そして、畜舎の掃除を毎日していたのが幸い。
県の職員の人や、自衛隊員からは、
「こんな綺麗な畜舎は見たことありません」
と褒められ、お世辞でも父と従業員の
みんなと掃除した甲斐があった・・・と
最後の父の牛人生へのプライドを壊される
ことなく、守りました。
昨日は、その畜舎に様子を見に行って。。。
からっぽ。。。
5月31日に、主人と私と父で掃除をした
畜舎。ほんの何日か前の出来事のような
気がし、あの時は有線の音楽も流れ、
餌を牛にあげるショベルカーはフル活動し、
牛が私達のスコップや竹箒に、いたずらして
「モーだけにも~」とかっていうくだらん
ジョークも言ってたのがうそのようで。
白い石灰だけがまかれて、牛の糞もなくなり、
えさ箱にも餌の代わりに石灰。
し~ん。
言葉が詰まったのは事実。
物心ついたときから、牛が周りにいた私の
人生。
それが、すっからかんの畜舎をみるのは
初めてのことで。
17の畜舎は、ゴーストタウン化して、
いました。
父も、牛がいないはずなのに、牛の鳴き声が
時々頭の中なのか、どこからなのか、
聞こえるみたいで。
私も、えさ箱を舌でなめる音、えさ箱で
牛が痒いところをかく音、子牛のミルクの
バケツの音。
いろんな音が、朝から聞こえる気がするのか
頭に記憶が残っているのか、朝からその音で
起きていたからか、まだその音が
聞こえてくるのが不思議で。
父としては復活したいようです。
私としては、もうやって欲しくないのが本音。
でも、これは父の仕事。
まだまだ、テレビのニュースでは「口蹄疫・・・」
とアナウンサーが言うのを聞く毎日ですが、
半年後以降に、牛が少しずつ帰ってくるのでしょうか。
どん底からの復帰。
どうなるのかわからないけど、ま、私達は
ここにいるので。。
どうにでも使ってもらいましょう。
違う世界に行ってしまいました。
早かった。。数が数だけに、1週間は殺処分にかかる
かと思ったけど、実際は3日。天気がよかったのが
幸い。
そして、畜舎の掃除を毎日していたのが幸い。
県の職員の人や、自衛隊員からは、
「こんな綺麗な畜舎は見たことありません」
と褒められ、お世辞でも父と従業員の
みんなと掃除した甲斐があった・・・と
最後の父の牛人生へのプライドを壊される
ことなく、守りました。
昨日は、その畜舎に様子を見に行って。。。
からっぽ。。。
5月31日に、主人と私と父で掃除をした
畜舎。ほんの何日か前の出来事のような
気がし、あの時は有線の音楽も流れ、
餌を牛にあげるショベルカーはフル活動し、
牛が私達のスコップや竹箒に、いたずらして
「モーだけにも~」とかっていうくだらん
ジョークも言ってたのがうそのようで。
白い石灰だけがまかれて、牛の糞もなくなり、
えさ箱にも餌の代わりに石灰。
し~ん。
言葉が詰まったのは事実。
物心ついたときから、牛が周りにいた私の
人生。
それが、すっからかんの畜舎をみるのは
初めてのことで。
17の畜舎は、ゴーストタウン化して、
いました。
父も、牛がいないはずなのに、牛の鳴き声が
時々頭の中なのか、どこからなのか、
聞こえるみたいで。
私も、えさ箱を舌でなめる音、えさ箱で
牛が痒いところをかく音、子牛のミルクの
バケツの音。
いろんな音が、朝から聞こえる気がするのか
頭に記憶が残っているのか、朝からその音で
起きていたからか、まだその音が
聞こえてくるのが不思議で。
父としては復活したいようです。
私としては、もうやって欲しくないのが本音。
でも、これは父の仕事。
まだまだ、テレビのニュースでは「口蹄疫・・・」
とアナウンサーが言うのを聞く毎日ですが、
半年後以降に、牛が少しずつ帰ってくるのでしょうか。
どん底からの復帰。
どうなるのかわからないけど、ま、私達は
ここにいるので。。
どうにでも使ってもらいましょう。
Posted by minkey at 14:52│Comments(4)
│生活
この記事へのコメント
長い1日だったのか
あっという間だったのか?
当事者でないと分からない心情でしょうね。
お疲れ様でした、と言うのが
正解なのか分かりませんが
やっぱりコメントせずにいられませんでした。
我が家にいた牛は多くても10頭ちょっと、
20年にも満たなかった牛との生活でしたが、
それでも読んでいて あの声や音が
はっきりと聞こえた気がしました。
命の消えた 真っ白な畜舎・・・
お父様の「再建」への思いが
他人の私にも心強いです。
友人と話をしていて
「終息後、誰もが忘れそうになるその先まで
応援していきたいよね」と
思いを確認しあったところです。
いち主婦の私達が そう誓ったところで
気休めにもならないかもしれませんが・・・。
遅くなりましたが 私ブログで
本日、紹介させもらいました。
一人でも多くの人が 思いを寄せ、
一日も早く 広い畜舎いっぱいに
仔牛たちの声が響きますように・・・。
また 寄らせてもらいます。
どうか 少しでも体を、心を休ませてくださいね。
あっという間だったのか?
当事者でないと分からない心情でしょうね。
お疲れ様でした、と言うのが
正解なのか分かりませんが
やっぱりコメントせずにいられませんでした。
我が家にいた牛は多くても10頭ちょっと、
20年にも満たなかった牛との生活でしたが、
それでも読んでいて あの声や音が
はっきりと聞こえた気がしました。
命の消えた 真っ白な畜舎・・・
お父様の「再建」への思いが
他人の私にも心強いです。
友人と話をしていて
「終息後、誰もが忘れそうになるその先まで
応援していきたいよね」と
思いを確認しあったところです。
いち主婦の私達が そう誓ったところで
気休めにもならないかもしれませんが・・・。
遅くなりましたが 私ブログで
本日、紹介させもらいました。
一人でも多くの人が 思いを寄せ、
一日も早く 広い畜舎いっぱいに
仔牛たちの声が響きますように・・・。
また 寄らせてもらいます。
どうか 少しでも体を、心を休ませてくださいね。
Posted by あんじぃ* at 2010年06月18日 15:07
to あんじぃさん
お気遣いありがとうございます。時間が解決するのでしょう。生活することに集中しなければいけません。。父はまだ大変でしょうが、私達はまだまだ。がんばります!宮崎のみなさんにもがんばってほしい!
お気遣いありがとうございます。時間が解決するのでしょう。生活することに集中しなければいけません。。父はまだ大変でしょうが、私達はまだまだ。がんばります!宮崎のみなさんにもがんばってほしい!
Posted by minkey
at 2010年06月18日 15:19

牛さんたち、とうとう逝ってしまいましたか・・・
空っぽの牛舎を見るのは とても妙な気分だと思います。
お父様の牛舎には、餌箱にまで石灰が撒かれているとか・・・
私はこの頃 石灰嫌いになってしまいました。消毒には必要な資材ですが。
どうか、皆様 体調を崩されませんように。そして、お父様に牛のいる生活が戻りますように。。。
空っぽの牛舎を見るのは とても妙な気分だと思います。
お父様の牛舎には、餌箱にまで石灰が撒かれているとか・・・
私はこの頃 石灰嫌いになってしまいました。消毒には必要な資材ですが。
どうか、皆様 体調を崩されませんように。そして、お父様に牛のいる生活が戻りますように。。。
Posted by てんとうむし
at 2010年06月20日 23:08

to てんとうむしさん
お互いに、体調に気をつけましょう。。私は大丈夫です!
石灰ですか・・・。一面冬景色で。菌が繁殖しないことを願うしかありません。。。
お互いに、体調に気をつけましょう。。私は大丈夫です!
石灰ですか・・・。一面冬景色で。菌が繁殖しないことを願うしかありません。。。
Posted by minkey
at 2010年06月21日 17:25
